上関の自然を守る会は、1999年に中国電力の環境アセスメントに疑問を持ち、専門家に調査を依頼したところ、上関が世界的に貴重な生態系を持つことが明らかになりました。この「奇跡の海」を未来の子供たちに遺すために発足しました。以来、日本生態学会・日本ベントス学会・日本鳥学会などの研究者と経年的な共同調査を行っています。
「奇跡の海」の魅力を伝えるために、自然観察会やDVDや出版物の作成など、広報普及活動に努めています。また、豊かな自然を活かした町作りを目指して、鮮魚の産地直送やアカモクの商品開発を含む持続可能な地域作りへの協力を行っています。
活動を始めて20年、様々な人々の考えが出会う中で、自然のこと、上関のことを広い目線で俯瞰できるような会のシンボルマークを考えました。
わたしたちと奇跡的に出会った絶滅危惧種の「カンムリウミスズメ」は、この絵の中で地球を表現した円形に包まれ、豊かな海原の波に漂っています。しかし、この並行する2羽のカンムリウミスズメは、「自然と人間」「開発と破壊」という対立する存在と、同時に「過去から未来への希望」を表しています。
避けては通れないその相容れない関係は、いつでも必然としてあり、それでもわたしたちは互いに歩み寄り、この地球上で共存し、よりよい未来に向かって前進していかなければなりません。
穏やかに一緒に歩んでいきましょう、という思いをこのロゴマークの
形に込めています。
二重になった円の外側は当会の名称と共に田ノ浦の貝の模様が描かれ
ています。
ご協力をありがとうございました。10月20日をもって終了しました。
高木仁三郎市民科学基金クラウドファンディングのご案内
平素は上関の自然を守る会の活動に、
この度、
科学的根拠に基づき、
高木基金・市民科学者・
→https:/
当会発足の1999年から資金調達の目途が立たない中、
高木仁三郎市民科学基金のクラウドファンディングご案内につきま
◆トップページの写真について
原発予定地の田ノ浦、海の宮殿で育つ小さないのちたちです。豊富な湧き水に育まれた豊かな海藻の森でメバルの子どもたちが元気に泳いでいます。
この“奇跡の海”や森、山の自然を未来に残したいと心から願っています。
共同代表:高島美登里